高所作業に取り組む建設業者さまがイチバン気をつけているのは「鳶職人の安全」でしょう。なかでも転落事故には特に気を払っていることだと思います。
一瞬の油断が人命に関わるため、命綱の取り付けや声かけなどの対策を取るのは当然です。
しかし同じくらい気をつけていただきたいのが感電事故です。
電線が近い場合に発生のリスクが高まり、過去には死亡事故も起きています。
そんな感電事故を防いでくれるのが「防護管」。簡単にいうと電線にかぶせる絶縁体のカバーです。
■電線付近での作業の場合は防護管の使用がマスト
防護管は、電線付近の高所でクレーンや足場などを用いて作業する場合、作業員や近隣にお住まいの方の安全を守るために必ず使用しなければいけません。
これは労働安全衛生規則(第349条)によって公的に義務づけられていることです。
■安全に建設工事をしていただくためには?
しかし、防護管を取り付けたからといって、完全に事故を無くせるわけではございません。特にスイッチの近くは高圧の電気が流れていますので、うっかり触れてしまうと感電し大きな怪我につながってしまいます。
だから防護管を巻いた後でも、送電線や配電線を確認したり、積極的に声かけをして危険性を周知しましょう。
自分は無事だとしても、周囲の停電を引き起こして多額の損害賠償を請求されるケースだってあります。そうなれば施工会社の責任は免れません。大きな痛手を被って破綻してしまうこともあるのです。
■防護管の費用はどのくらい?
電線近くの高所で作業する予定のある方は、まず防護管を買いそろえなければいけません。電力会社か民間の電気会社が販売しているので、問い合わせてみましょう。
その際に知っておくべきなのは、東京電力パワーグリッドなどの電力会社に依頼する場合、費用の自己負担対象の部分と対象外の部分があるということ。
また一般家屋などからの申し込みと道路管理者からの申し込みで、その対象エリアが異なるということです。
詳しくは以下の図をご覧ください。
民地側工事
官地側工事
自己負担をしなければいけない場合は、自社で防護管を購入し、取り付け工事を依頼する必要がございます。
防護管の取り付け費用は、東京電力パワーグリッドで1本47,000円(税別)です。これが費用の相場だと考えてよいでしょう。
しかし坂本電気では、相場よりも2000円安い1本45,000円(税別)で取り付けます。
なお、これは1本当たりの値段です。エリアが広いほど、必要な防護管の本数は増えていきますので、当然差額も大きくなります。つまり工事が大規模であればあるほど、お得に施工ができるのです。
■まとめ
電線近くでの高所作業の場合、必ず使用しなくてはいけない防護管。
坂本電気工業に依頼して防護管を設置すれば、お得かつ安心・安全に施工を進められますので、埼玉県さいたま市をはじめ首都圏の建設会社さまは、お気軽にご相談ください。